個別指導

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個別指導とは

お子さんと指導員が1対1で関わり,お子さんの現状や課題・興味に合わせた内容で,楽しみながら適切な行動を身につけます。
またお子さんへの指導終了後,保護者の方とお話する時間をもち,指導の様子や日常生活の様子を共有したり,関わり方を一緒に考えます。

(原則,心理職が指導を担当します。)




<指導時間> 週1回 約50分

<実施曜日> 月・火・水・金・土曜日
※ 曜日・時間は,利用者ごとに固定となります。曜日によって実施時間が異なります。

※ 指導室の様子は,こちらからご覧いただけます。

対象となるお子さん・保護者

発達の遅れが心配,あるいは「落ち着きがない」「かんしゃくが激しい」「こだわりが強い」などの様子があり,対人関係や集団生活が心配な未就学のお子さんとその保護者の方が対象です。
特に,以下のような場合です。
  • お子さんに合わせたオーダーメイドの指導により,「少しずつできることが身についてほしい」「成功体験が増えてほしい」とお考えの場合。
  • 集団生活で補えないところについて,個別的にじっくり学ぶ機会がほしい。
  • お子さんにあった関わり方が知りたい・学んでみたいとお考えの保護者の方。

通所の方法

基本的に保護者の方といっしょに登所していただきます。
※ 個別指導ご利用の方は,送迎は原則行いません。


  • 可能であれば,お子さん一人で入室してもらいます。
  • 保護者の方には,隣の相談室で待機していただきます。マジックミラーごしに指導の様子をご覧いただける他,子育てや発達に関する書籍をご覧いただけます。
  • お子さんの状態にあわせて保護者の方同室で指導を行う場合もあります。一人で入室することを拒否する場合,お子さんの状態に合わせて,楽しく安心して通所できる経験を重ね,自分から自然と入室して遊びたくなるように促すなど,段階をふみスモールステップで進めます。

お子さんに合わせた環境づくり

個別指導は,お子さんの特性に合わせて,環境や内容を自由にカスタマイズできることが強みです。
指導室でのお子さんの行動をよく観察し,指導でのねらい(例えば人と楽しくやりとりすること,活動の切り替えや指示に応じることなど)が達成しやすいよう,環境をその都度調整します。


A. 高いところに登ったり,ぴょんぴょん飛び跳ねるのが好きで,積極的に刺激を求めるようなお子さん

登っていい台を設置したり,すべり台やトランポリン・バランスボールなどを取り入れたりします。動きの中で指導員と楽しく関わることをとおして,関係性を築きつつ,様子を見て静かな活動にも促します。動きのある活動と静かな活動を交互に行います。
場合によって,広いお部屋で行います。


B. 人見知りが強く,初めての人に拒否感のあるお子さん


好きなおもちゃをお聞きして準備し,「遊びたい」気持ちを引き出して,通所を楽しみにできるようにします。指導員は,おもちゃを介して少しずつ関わり,関係性を築いていきます。
場合によって,保護者の方とお子さんとで遊んでもらうところから開始し,様子を見ながら,指導員がお部屋に入るような形をとります。



C. 遊びが次々と切り替わり,目に入ったものに注意が逸れやすいお子さん

課題場面では,予定や見通しが見て分かりやすようにする,関係ないものを撤去し,やってほしいものだけを提供する,などに配慮します。
自由遊び場面では,手の届かない場所におもちゃを設置し,一度にたくさんのものを出さないようします。


指導のねらい・課題内容の一例

<遊び>(余暇・遊びをとおした人とのやりとり)
    • 感覚遊び(風船,シャボン玉,ビー玉,音や光・回転するおもちゃ,粘土など)
    • スキンシップ遊び(くすぐり,抱っこ,高い高い,タオルブランコ,トランポリン)
    • ふり遊び・ごっこ遊び
    • 構成遊び(ブロック,積木)
    • ルールのある関わり遊び・ゲーム

<模倣>
    • 動作模倣
    • 音声模倣
    • 見本を見て作る

<コミュニケーション>
  • 自由遊び・おやつ場面での物の要求・選択
  • 他者に報告する・教える
  • 困った時に伝える
  • 場面や他者感情の理解・望ましい行動を考える

<学習態度・指示に応じること>
  • 一定時間着席して課題に取り組む
  • 指示に従う
  • 活動の切り替え

<言葉の理解・表出>
  • 語いの拡大
  • 概念(「大小」のような関係概念,数の概念など)の獲得
  • 文の理解,文で伝える
  • 指示への注目・理解

<手指の操作性向上>

  • つまむ(コイン入れ・洗濯ばさみ・シール貼り・ひもとおし)
  • はめる(型はめ・パズルボックス)
  • 折る・たたむ(衣類をたたむ,折り紙遊び)
  • はさみ・箸などの道具を使う
  • 輪ゴム・ブロック・積木などの構成遊び

<学習>
    • 文字の読み書き
    • 数の操作

<自己管理>
  • 写真スケジュールなど予定を理解し見通しをもって行動する
  • 目標を自分で設定しやるべきことに取り組む(トークンシステムの活用)
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