大学院で応用行動分析を研究している教員にスーパーバイズをうけ，研究活動や教育相談，相談業務を行ってきた専門スタッフが在籍しています。

専門スタッフは，STEPの職員をスーパーバイズする役割を担いながら，個別指導場面でお子様に対しABAに基づく指導を行ったり，保護者のご相談をお受けしています。

また，全職員に対し，STEP専門スタッフや外部講師による所内研修，茨城県発達障害者支援センターや民間機関が主催する所外研修への参加を奨励し，質の維持・向上に努めています。

幼児期は，ご家庭から離れ，集団活動に参加する最初の機会という意味で，お子様にとってはとても大切な時期です。

集団参加の最初の機会として大事なことは，「活動に参加して楽しい」「できた」達成感が基盤としてあることだと考えています。
それぞれのお子様の興味・関心を把握し遊びや活動に反映したり，一人ひとりのお子様の得意・不得意／出来ること・難しいことを把握して指導のねらいを考えるなど，お子様に応じたオーダーメイドの指導を行うことは，手間暇のかかることですが，それが成長の土台を築く上でもっとも大切であると，STEPでは考えています。 

家庭や地域でのお子様の日常生活を大切に考え，お子様を取り巻く環境・周囲の人とのやりとりがスムーズに行くよう，お子様やご家族をサポートします。

家庭での様子を丁寧にお聞きしたり，保護者の方に記録をつけていただく等しながら，身につけるべきスキル・そのために必要な環境や対応方法などについて指導場面で検討するとともに，ご家庭での様子をモニターしながら，生活場面での行動の改善を目指します。

また，保護者の方のご要望に応じて，お子様が在園する保育所・幼稚園に直接訪問し，お子様の様子を直接見ながら園生活における課題を把握してSTEPでの指導に活かしたり，必要な支援について園の先生方と共有することもできます。